2003.8.1  @国営ひたち海浜公園
 「ROCK'IN ON PRESENTS-ROCK IN JAPAN FESTIVAL」


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-ROCK'IN ON PRESENTS-
ROCK IN JAPAN FESTIVAL」

 
★2003/8/1 国営ひたち海浜公園


全くこの日は野外ライブだっつーのに、天気は曇りで小雨も少々、、、。
朝早く出発したっつーのに高速道路は渋滞、、、。出だしから憂鬱な気分でした。
それに輪をかけるように隣に座っているミネタの足を見れば、すべての足毛を剃りこんでおり、日本を代表する夏のロックイベントだというのにますます気分は憂鬱になりました。
雨が降っても雷のごときライブをすると意気込むアビコ君のセーラー服姿を見れば、どう見てもジャリンコチエにしか見えず、中村君と俺の学生服姿は貧乏苦学生風で、全員の並んだ姿を見た時、一瞬泣きたくなりました。

ROCK IN JAPANに初めて出演する銀杏BOYZはこの日、ミネタとアビコがセーラー服、俺と中村とスタッフは学生服姿でライブに挑みました。
そもそもメンバー4人でライブの数日前お好み焼きを食べている時に、学生服を着てライブに挑もうという話になったのがきっかけですが、始めは何曲演奏するかという話から始まり、いや、曲なんか演奏しなくても自分という人間を表現出来れば何でもいいじゃないかという話になり、表現について真剣に語り、俺達は犯罪を犯すような少年が吸いこまれるような音楽、表現をすべきだ、と、ここまではなかなかいい話だったのですが、ではステージで缶蹴りしようとかケーキを投げようとかメンバー同士でケンカしようとか、段々と話がそれて三時間がたったあげく、そもそも俺達はバンドで誘われてるんだから演奏はしなければいけない、とようやく気がついた成れの果ての光景でした。

化粧からムダ毛から、男子のアディダスソックスから全ての細部にいたるまで、俺らの完全な学生服姿のライブを凝視していたお客さんと目が合ったと時、オラァ泣きそうになった。いつも真剣に観てくれてありがとう。

ライブが終わった後、古い友人が始めて銀杏BOYZのライブを観て、イイライブだったけど複雑だった。と話してくれました。彼はGOING STEADYの曲を演奏している事に対して複雑だったと言っていました。
俺達はやりたい曲をやるだけだ、というのが根底にはあるのですが、ふと冷静に我に返った時に、確かに自分に矛盾を感じる時がある。ただ演奏する!となった時、自分に正直になるとどうしてもやりたくなるのです。
でなきゃあんな顔して歌えないし、弾けないし、思いきり叩けない。

たくさんのかっこいいバンドがイベントに出演している中、昼飯時で腹がへっている中、こんなちっぽけなバンドをたくさんの人が観てくれました。(本当に観に来る人はいるのか?と心配だった。)重ね重ねありがとうございました。



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