2003.6.10  @新宿ロフト
  出演 陽・LAST TARGET・SOME SMALL HOPE・SLANG・銀杏BOYZ



★画像をクリックすると、拡大した画像が見れます。
 
   


SET YOU FREE TOUR 2003
陽 「希望の光の射す方へ」発売記念ライブ


 
★2003/6/7 滋賀ハックルベリー
 陽/マグネットコーティング/lostage/銀杏BOYZ/SLANG

★2003/6/8 大阪ファンタンゴ
 陽/YOUTH ANTHEM/SLANG/銀杏BOYZ

★2003/6/10 新宿ロフト
 陽/LAST TARGET/SOME SMALL HOPE/SLANG/銀杏BOYZ



銀杏BOYZは滋賀の陽のレコ発ツアーに、初めの三ヶ所、ゲストとして出演しました。陽は、うちらと同じ年ぐらいのモサ男4人組。彼らを初めて観たのは、二年前、渋谷のGIG ANTICで。初めて観たとき、正直にカッケーと思ったけど、なんだか雰囲気もライブもとんがってて、なぜかジェラシーを感じた。その後、仙台で(当時のGOING STEADY)で初めて一緒にライブをしたとき、彼らは更にパワーアップしており、ますます気になる存在になった。その後は彼らにも気に入ってもらい、 お互いのライブに誘い、誘われるようになったが、実は、銀杏BOYZを活動開始してから滋賀で陽と共演するのは、今回が2回目なのです。1回目に共演した時は、まだ中村氏はおらず、俺もアビちゃんもミネタのサポートという形でライブに参加した時で、みんながバタバタしていた時期。そんな時に、その日最後に出演した陽が、とんでもなくスゲーライブをやったものだから、俺はホント号泣した。マジであん時はビビッたと同時に、それまで心の中がグチャグチャしていたのが、ふっきれた感じがした。んでまた、俺は出直して彼らと一緒に同じステージに立ちたい!と思ったわけで、そしたら意外と早く共演できたわけであります。(そういえば、その日、陽は何を血迷ったか、「GO FOR IT」を演奏しやがった。がんばれーっ、おらー、お前らがんばれーって・・・・。陽の皆様、最高のエールをありがとうございます。マジでがんばるよ。)

「曲の構成は複雑だったり、口ずさみにくいメロディーだけど、俺達は心に響く音楽をやっている!!」
とボーカルのササキが言うように、ライブを観れば心の底にあるものがグワッとゆさぶられる。
(彼らの曲は、知らず知らずに口ずさんでしまうような、耳に残る素晴らしいメロディーの曲が殆どだと僕は思うんだけど・・・・。)

ライブの方は、この三ヶ所とも彼らは爆発していた。メンバー、一人一人がパワーアップしてた。(ムカツクなぁ・・・・チクショー。)枯れて声がでなくなっても、その必死で歌っている姿が逆に観てて気持ちが伝わってきたり、とにかくエネルギー全開だった。彼らは、今まで約六年間(前身バンドの「月影」も含め)地元の滋賀を中心に活動してきたわけだけど、今年の暮れぐらいから、活動の拠点を東京に移すことにするそうだ。そして、地元滋賀での残り少ないライブ、また、今回の20ヶ所以上に及ぶツアーのファイナルが8月10日に、ハックルベリーで行われる。ササキはライブで、「俺らは地元を捨てるんでなく、滋賀を背負って、滋賀の陽ではなく、日本の陽になる!」と言っていた。そして「人より一度で多く笑ったもん勝ち!」と言って「勝者!!ショーシャ!!笑者!!」を演奏した。この曲大好きだ。(ムカツクけど)

今回、三ヶ所共、参加したのは、銀杏BOYZと札幌のSLANGだったが、SLANGは毎回、ド迫力のライブを見せつけてくれました。(ちなみに、陽はSLANGのヴォーカル、コウさんが運営しているSTRAIGHT UP RECORDSからアルバムがリリースされている)SLANGは札幌の数あるバンドが東京に上京してきて活動している中、地元札幌で活動し続け、間違いなく札幌のシーンを全国に知らしめているバンドの一つだ。共演できて光栄でした。

銀杏BOYZは、新曲を始め、各地で4〜5曲を演奏した。滋賀、大阪では客がステージになだれこみ、ステージ上は大変な事になっていた。ケガをした人も何人かいたが、ステージ上に上がるのは、本当にやめて欲しい。ステージの前でもみくちゃになったり、ステージに上がって演奏してる人間にケリ入れられたり、そんなのはその人の勝手だけど、ケガの責任はとれない。そういう覚悟があれば俺はかまわないと思うんだけど。この二ヶ所では、演奏もへったくれもなく、アビコまでドラムセットに突っ込んでくるわ、両日とも、メンバーがライブでかみ合っていたのはテンションだけでした。そして、この日、一番大ケガをしたのはミネタでした。体中にでっかいアザをつくり、まるで自分より強い奴とケンカしてきたみたいな姿だった。(2メートル以上あるスピーカーからステージに一人ダイブしてたし・・・・。)東京では邪魔する者がいないステージにも関わらず、演奏があらく、最後の曲の半分以上がギターの音が出なくなったりと最高のライブとはとうてい言えなかったが、三ヶ所とも我を忘れて演奏した。でも正直、課題はいっぱい残りました・・・・。



戻る