KOIWAI ROCK FESTIVAL ロックのほそ道


★2003/8/23 @小岩井農場野外特設会場

今回は岩手で行われた2日間のロックイベントの初日に参戦しました。前日から岩手に入った銀杏BOYZは東北の空気を吸い、星を眺め、夕飯にはまぼろしの焼きそば「バゴーン」を食べ(もちろんワカメスープも飲み)、スタッフ、メンバー全員が同じひとつの部屋という修学旅行気分を味わいながら、次の日のライブに向けて準備を整えました。会場は小岩井牧場のだだっぴろい草原の中にあり、会場の入り口にはひつじがいて、ド田舎の若者たちが雨の中チラホラ集まり、田舎の夏の納涼大会的な雰囲気が最高でした。もし晴れていたなら皆、キャッチボールしたり、フリスビーしたり、昼寝したりノンビリできたんだろうなぁ、、、。僕はこういう雰囲気こそ日本のロックイベントではないかと個人的に思います。銀杏BOYZは午前11時スタートの一番目でした。無二無三で7曲演奏しました。その証に演奏中、ギターの中村君の左腕と僕のシンバルには一匹のイーハトーヴ出身のハエがとまっていました。それにしてもこの土地で「銀河鉄道の夜」を演奏できて感無量です。この曲を演奏し始めた時、急に視界に曇り空が開け、風とともに空が自分に近づいてくるような錯覚に襲われました。また時間帯の早い出番にもかかわらず、たくさんの人が観に来てくれました。ありがとうございます。しかし車でかけつけた多くの人がこの時間帯、会場の駐車場が混雑し、11時に会場に入ることができなかったようで、その点はすごく残念でした。僕は帰りに宮沢賢治記念館に寄って来たのですが、本人直筆の「雨ニモマケズ」を見れて更に感無量でした。


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