高知公演の前に
2005/04/12

4/12、銀杏BOYZ御一向は愛媛県松山市をあとにし、同県今治市の今治ジャムサウンズに向かいました。ユウテラスの爽遊さん(今治が地元)企画で「アコースティックナイト」が開かれ、山本ゆうすけ(爽遊さんとガガガSPの山本君の二人ユニット)等々と、メガ君、峯田が共演しました。銀杏BOYZの他のメンバーはお客さんと一緒にアコースティックライブをじっくり鑑賞しました。ハグッ!

辺りは家よりも田んぼの数の方が多く、雨で濡れた路上を時折風に揺られて紙屑が転がっていく。下校中の小学生の話し声が聞こえなければここはゴーストタウンみたいだ。会場は2階にあって、1階には楽器屋とスタジオがある。そこにちらほら人が集まり始め、なんとな〜くライブが始まる。非常に良いアットホームな雰囲気の中、床に座って観る人や椅子に座って観る人、ヤンキー風の人や学校帰りに来た高校生、皆自由にライブを観ている。僕もそん中に混じってライブを観た。隣に座った地元の男子高校生と一緒に。

4番目に出てきた峯田。言いにくいんだけど、正直、自分、そのライブに衝撃を受けた(いきなり何を書いてんだ自分)。酒を2杯飲んでたけどアルコールが吹っ飛んだ。何だかわからない、わからない何だかが物凄い音をたてて体を覆った。強い陽射しの中で真っ裸にされたようなヒリヒリする感覚。この日唄った中で、「なんて悪意に満ちた平和なんだろう」は特に突き刺さった。ハッと隣を見ると男子高校生17歳も目を輝かせていた。・・・・僕の27年と彼の17年。10年分はなれてるが、心臓の鼓動が少しずつ加速し、喉がかわき、手のひらが汗ばみ、限りなく透明にちかい青い色したドキドキする感覚を一緒に味わえた。一体感があった。ちっぽけな自分であることに大きな誇りさえ感じた。な〜んか変な話だけど。このまま一人でやっていった方がいいんでねえの!?んあ〜、ハグしたい。あんなにも近くにいる人間(ライブの時は僕の1メートル先にいて、僕は常に彼の背中を見て演奏してる。)がこんな風だったなんて。正面から観た僕の驚きと喜びったらないよ。も1回ハグしたい。

メガ君も素晴らしかったな〜。ギターを持ってステージに上がってる時のメガ君は頼もしい。弱さを知っている力強さと、臆病を知っている勇気とが全身から放たれている。爆発している。どんな場所でもメガ マサヒデはメガ マサヒデだ。普段はあんなに情けないのに(笑)。

今日は爽遊さんと初めて話したり、久々に山ちゃんと話したり、別に僕が何かしたってわけでもないのに、いや〜濃かったぁ、なんつって一人舞い上がってしまった。舞い上がりすぎて怒りがこみあげてくるよ・・・クソったれ。なんだか衝撃度が高すぎたよ、今日は。グッタリだ。クソったれ。ク・ソ・ッ・タ・レ〜!!甲子園球場に火ぃつけてやら〜!!ザシュ!!いくぞ、んにゃらぅ〜!!グへ〜!ビャオ〜ン!?ロン!!ボッーボッー!!ボーボボー、ボーボボー。みんなにデクノボーと呼ばれ、そういうものにわたしはなりたい。ペッ、ペッ。プシュ〜。


皆さん、素晴らしい一日をありがとうございました。

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