「銀杏BOYZ 世界ツアー 2005」村井によるライブレポート
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★長崎はほんとにいつも雨なの?
3/17 長崎DRUM Be-7
 
w / サンボマスター
date:2005/04/01 No.10

前日の夜はサンボマスターと、九州は全部着いて行く!という水中、それは苦しいのメンバーと共に中華料理屋「よこはま」に行く。みんなが長崎ちゃんぽんや皿うどんなんかを注文してる中、僕は札幌味噌ラーメン(無論、不味い!)を頼んだ。屈折してる。長崎の「よこはま」で食った札幌ラーメン。なんだかわかんねぇ〜な、こりゃぁ。 今日からサンボマスターとの合同レコ発だ。濃い〜日々になりそうです。

長崎は朝から雨。朝、港まで一人で散歩に出かけるが、天気は悪いし、港には人一人おらず、なんだか淋しくなって帰ろうとしたところにダボダボの洋服を着た黒人の男性が僕に話しかけてきて、どこで商売してる〜?としつこく話しかけてきたから走って逃げた。アイツ僕を露店のイラン人と思い、喧嘩ごしで話かけてきやがった。あ〜あ、もう知らない土地で外に出歩くの止めよ。昼になると雨は止み始め、開場の時間になるとすっかり晴れだした。外で並んでるお客さんに向かって水中、それは苦しいのゲリラライブが始まった。会場前の路面電車の停留所にスタンバイする水中。まるで幕が開きだした様にゆっくり停車していた路面電車が動き始めたときジョニー君が唄いだした。近所のおじちゃん、おばちゃんはビックリしただろう。そして、実は会場の中でも開場後、開演前にゲリラライブを決行。痛快のライブでした! 今日は始めに銀杏BOYZ。持ち時間を大幅に超えて2時間以上のライブをやる。そりゃぁそうさ。ここまできて時間どおりにうまく計算してライブなんかやれねぇよ!!限られた時間の中でうま〜い具合にH出来るヤツなんてつまんないよ(自慰行為ならなんぼでも早く出来るが。FAST!FAST!)!!つ〜わけで思う存分に出し切ったところでサンボマスター登場。スゲーいいライブ!!つんのめる疾走感と浮遊感のあるグルーウ゛が同居し、僕はいつのまにか客席の真ん中で体を動かしてた。ほんといいライブだった。お客さんがとっ〜てもいい顔してライブを観てる。
サンボのお客さんは年齢層が広い。10代のお客さんの隣で倍の年齢のお客さんが観ていたりする。でも皆ライブを観てる時の顔が一緒で、キラキラした目で観てるんだ!こんな風な顔つきにさせるサンボマスターはたいした人達です。本人達も今日は今までで1番いいライブだったって言ってました。ほんと素晴らしかったです。
今日は来てくれた皆さん、サンボマスター、水中、それは苦しいの皆さん、長崎DRUM Be-7のスタッフの皆さん、素敵な夜の時間をありがとうございました。


★入湯税撲滅運動
3/15 大分CANTALOOP ||
 
guest  水中、それは苦しい
date:2005/04/01 No.9

大分は1年ぶりだぞ〜い!!CANTALOOP1年ぶりだぞ〜い!!スタッフの和田さんがアイデン&ティティを観てどうしても峯田を呼びたいと思い、実現させた弾き語りライブから1年。その時は2部構成で1人で4時間以上唄ってました、峯田が。僕は金魚の糞みたいについてって、次の日に和田さんの手作り弁当食って別府近くのきれいな海岸(「君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命」の中ジャケで使ってる海岸の写真はこの時撮ったもの)でキャッキャッ騒いでただけだったなぁ・・・・・。バンドでもう1回ここ来たいなぁと思って今回実現したわけですが、去年の10月に近くに移転したCANTALOOP、店内に入ると以前と変わらぬロックバーみたいなカッチョいい雰囲気に感動。入り口に置いてるCANTALOOPの3月のスケジュール表を見ると、うひょ〜!表紙が僕らじゃないですか!写真の下には「入湯税撲滅運動」ってデカデカと書いてある(プッ)。各地でついてるツアータイトルは全てチン中村氏が命名したものです。チン君のセンスと全国のあらゆる資料をもって命名されたタイトル群に涙。各地に表情があってとってもいいじゃない!
さあ、今日は水中、それは苦しいとの共演も最後です。お客さんは水中を知ってるんでしょうか、1曲目から熱狂的な雰囲気でした。ライブ前に会場のスタッフから、お客さんが跳ねると床が陥没しますから。と聞いてたが水中の1曲目から180人のお客さんがガンガン飛び跳ねるもんだからスタッフは曲の合間に飛ばないでくださ〜い!と切々と訴える。ジョニー君は構わずしゃべり続け、唄い続ける。なんだか活気があってぞくぞくする。


今から15年以上前、中学3年の頃のジョニー君は陸上のハードルの選手だった。なんとその年、彼は石川県で1位の記録をつくった。そして全国大会。会場の雰囲気も県大会とはスケールが違う。親戚一同がスタンドで見守り、学校中の生徒が見守り、県の名前を背負ってトラックに立つ。今まで味わったことのないプレッシャーに体が固くなっている。ヨーイ、BANG!!・・・・・ 1つ目のハードルに思い切り突っ込み、そこで人生最大の挫折を味わう。その後高校では膝を悪くし陸上を諦める。そんな時にパンクに目覚めた。あれから15年以上経って、S.P りんぞうとアナーキー吉田と出会い、初めてきた九州でこんなにも熱狂的に受け入れられている。この光景。ジョニー君泣いてた。あ〜、なんて感動的なんだろ。泣きそ。
銀杏BOYZのライブも非常に熱狂的だった。熱狂的過ぎて酸素が足りず、会場の裏口空けて酸素補給。汗が以上なくらいに流れ落ちる。今日はドラムにもギターアンプにもベースアンプにもマイクがない生音でのライブだ。ヴォーカルとコーラスにしかマイクがないが、そのコーラスマイクはライブ中、水蒸気によって壊れっちまった。生音でもこんだけ熱気のある雰囲気になっちまうんだ。あ〜酸素が足りない!意識が遠くなる!マイクにかぶりついて唄う峯田が見えた、叫びながらベース掻き鳴らすアビちゃんが見えた、アンプの後ろで横になってギターを掻き鳴らすチン君が見えた、あ゛〜気持ちえ〜!!!!
終演後のステージは何があったんだろって思うくらいビショビショだった。なんだかわからない液体があったよ(笑)。今日はここでやれて良かった。凄い光景がいっぱい見れた。床も陥没しなくて良かったよ・・・・・。
CANTALOOP ||の皆さん、和田さん、水中、それは苦しいの皆さん、そして今日来てくれた皆さん、どうもありがと様でした!!


★あっそー
3/14 熊本DRUM Be-9
 
guest  水中、それは苦しい / 赤崎コンパ大学
date:2005/04/01 No.8

前日は鹿児島から熊本への移動日。朝から雪が降ったり止んだり。車で降神や、峯田の作ったミックステープ(このツアー中、各地で開場時からBGMとして流している。)を聴きながら熊本へ向かうが段々雪が本格的に降りだし、最終的に猛吹雪。車窓から見える山々もほんのり白く、な〜んか東北にでも来てる感じだ。 事故もなく熊本に無事到着。チン君がいたYOUNG PUNCHに誘ってもらって初めて全国ツアーに出たのが1999年。熊本に来たのはその時が初めて。あれから6年も経つ。あん時はチン君とFIFTEENって知ってる!?かっけ〜ずね!村井君THE WILDHEARTSカッコイイよ!な〜んて話してっけな〜。まさかGOING STEADYが解散してチン君と銀杏BOYZって名前で一緒にやるなんて考えもしなかったね。そのチン君がまさか熊本の銀杏通りにあるイカチイ床屋でアイロンパーマかけるとは思わなかった。あんた、イカすぜ!! ライブ当日は・・・昨日かけたパーマが朝シャンでスッカリとれてしまい、ただの角刈りになってましたけど(プッ)。
1番目は長崎から赤崎コンパ大学がゲスト出演。Vo、GuのHiroshiさんBaの山さん、DrのKochangさんは全員が同じ職場で同期入社。今日も午前中に仕事を終えて会場入り。職場で出会って8年目、バンドを始めて4年目の平均年齢33歳。にも関わらず、10代の男子が唄うような歌を唄っている。そういうギャップが好きです。青春時代を存分に謳歌している十代が唄う青春賛歌より、十代に青春を謳歌できなかった三十代による青春賛歌の方に魅力を感じます。去年のSET YOU FREEで初めて共演した時は見た目もかなり若く、あんまり腰が低いもんだから年齢を聞いた時はビックリした。初めて全国流通したというシングル「真夜中のラジオ」は地元長崎のCD屋さんでインディーズでは1位だって!今日のライブの2日後にはSPACE SHOWERで生出演だって言うし、実は人気者なのです。熊本のお客さんは熱心にライブを観ていました。
さて、続きましては水中、それは苦しい。今日買ったばかりのピチピチの黄色いジャージがとてもよく似合うジョニー君。今日買ったばかりの銀ラメシャツを着てバイオリンを弾くS.P りんぞう。今日買ったばかりのおかしを客席に投げ込むアナーキー吉田(今日はホワイト・デーだったんだね)。今日も一昨日に引き続きお客さんはすんごい食いついてた。僕もお客さんと一緒にフロアで観てたんだけど、近くにいたお客さんの反応が面白い。曲の進行と共にお客さんの表情も変わっていく。「え?何この人達!?」→「ちょっと面白いね。」→「超面白い」→「かなりツボ(ゲラゲラ)」→「もうやめて〜(ガッハハガッハハ)」。最後の曲が終わる頃には真剣に「カッコイイ〜」だって。この日もCD、DVDは50枚も売れた。ホントたいした人達だ。
銀杏BOYZのライブ。自分では気付かなかったけどだいぶ長い時間演奏していたらしい。ライブを終えて楽屋の壁にグッタリもたれてると、いつもライブの写真を撮ってくれてる村井香ちゃんが狂喜して楽屋に入ってきて「ライブすご〜い良かった!!SEX以外でSEX経験したの初めて!!」と興奮しながら言ってくれた(SEXなんて口にする子じゃなかったのに、僕らと行動を共にしているからうつったのかな笑)。女の子にこんなこと言われるのは恥ずかしいが、嬉しい。確かにライブはSEXのようなものかもしれない。ライブ自体あまり憶えてないし、思い出すと恥ずかしい。けど確かに恍惚って瞬間はあった。気持ち良かったとしか言いようがない。たぶん、僕たちは挿入する方で観る人達は受ける方。相手が開いてくれないとSEXが出来ない。いや僕たちが開かせないといけない。そういう風に持っていかないといけない。まず僕らがスッポンポンにならないといけない。自慰行為じゃだめだ。相手がいるからHが出来る。だから相手に感謝しないといけない。にしても、いつも一緒にいる香ちゃんにあんなこと言われたのは初めてだし、あんなに興奮した姿を見たのも初めてだし嬉しかったなぁ。

終演後は、終演時間をだいぶ超えたために会場にお客さんの保護者から何件も電話があったという話を聞いたが、誰一人帰る人がいなかったとも聞いて嬉しかった(僕も中高生の頃は21時をまわると親から、わがいモンがいづまで深夜徘徊しでんだ!捕まっぞ!早ぐ帰っで来い!とよく犯罪者扱いされた)。その後は東ヨーロッパ好きのアナーキーからスロバキア人女性のしたたかさと美しさを延々と聞かされ、夜中チン君と小さな熊本ラーメン屋に入ったら泥酔のスナック店員のおばちゃんに可愛いわね〜なんつって絡まれて、とっても素敵な夜だった。頭来たからボボ本2冊買って帰った。熊本DRUM Be-9の皆さん、赤崎コンパ大学の皆さん、水中、それは苦しいの皆さんありがとうございました。そして、今日来てくれた皆さんどうもありがと様でした!!


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