【思い出の曲あいうえお】

「あ」→ I Turned Into A Martian/MISFITS

1993年寒河江市立陵南中学校体育祭。騎馬戦。
皆緊張感で鼻息が荒い。


バーン!!!
ピストルが鳴り響きこの曲がグランドに大音量で流れた。


貴子ちゃーん見てるー!?(←ただの片思い)



「い」→ If you love something set it free/NUKEY PIKES


大学受験のため上京した時新宿のレコード屋さんで購入。
受験を終え家に帰り早速レコードに針を落とす。
感動。
あまりの興奮に試験がどうだったかより、友達にいち早くこの曲を聴かせねばと思った。




「う」→ウンジャラゲ/志村けん&田代まさしとだいじょぶだぁファミリー


「うんこちんちん」の次に僕らが手にした言葉は「だっふんだ」だった。



「え」→N.O./電気グルーヴ


高校入学して隣の席だった小林君。登下校や休み時間はいつも大きなヘッドフォン。どうやらテクノというジャンルを聴いてるらしい。彼の家に遊びに行った。そしたらびっくらこいた。何百枚とレコードがあるんだもの!さらにたくさんの漫画本も!
サブカルチャー好きで、いつもニヒルな顔でブラックジョークばかり飛ばしてた。
そんな彼もこの曲を口ずさんだ時は子供っぽい無邪気な顔してた。




「お」→俺ら東京さ行ぐだ/吉幾三

もはや毎回恒例となっていた小学校のクラス会での私の出し物。もともと訛ってるから普通に歌っても自動的にモノマネしてる感じになる。



「か」→carnival/The Cardigans

高校時代はパンクロックと付き合ってたつもりだったけど、よくカーディガンズや渋谷系に浮気してた。
オヤジギャル、ヤマンバギャル、ガングロ、アムラー、シノラー、ボディコン、チビT、MK5、DA YO NE、だっちゅうの、チョベリバ、チェケラッチョ、ジャパニーズビジネスマン、ファッションヘルス、プリクラ、ルーズソックス、ブルセラ、ミサンガ、たまごっち、タイタニック、アウトオブガンチュウ、アブラギッシュ、昇龍拳…。
あーティラミス喰いてー♪




「き」→君といつまでも/加山雄三

私の結婚式で父親が歌った。



「く」→紅/X

初めて生で見た有名人はYOSHIKIだった。小学生の頃Xのライヴを観に行った従兄弟をおばさんと一緒に迎えに行った時、いきなり目の前のガラス向こうのドアが開いて酸素ボンベみたいのを抱えて倒れこんで来た。あまりにも衝撃的な光景に体が硬直したのを覚えてる。



「け」→GET THE GLORY/LAUGHIN' NOSE

小学生にしてタ○コを吸ってる友達に聴かせてもらった。

彼の家は小学生時代だけで二度の火災に見舞われた。



「こ」→コンドルは飛んでいく

初めてCDプレイヤーを買った時電器屋さんからのサービスで、この三枚のCDの内からどれか一枚お付けしますと言われ、何故か私はそれを選んだ。



「さ」→That's Right We're That Spic Band/Los Crudos
1997年夏。今日は同じ山形出身の先輩の峯田さんと村井さんと一緒にライヴを観に行く。高円寺駅で峯田さんと待ち合わせ。首には駐車場から失敬したと言う凶暴なチェーンをぶら下げ、足下はサッカーのスパイクシューズできめている。
村井さんとは会場内で待ち合わせするからと、まずはパンクレコード屋BASEへ。少ない小遣いと相談しつつ、聴きたいレコードはやっぱりたくさんあるし、まあ何とかなるさと強気の買い物。
ライヴ会場に入る。まだオープンしたてで人もまばらな店内で一人、客席の中央に正座してじっとステージを見つめてる男が村井さんだった。Tシャツには「anti-fashion」と書かれてある。



ライヴ後は三人で成増の我が家へ。
峯田さんがBASEで買ったLos Crudosのレコードを三人で聴いた。



「し」→Generator/BAD RELIGION

中学時代、昼のBGM放送係の友達が彼の大好きだったこの曲を流した。
いつものクラシック音楽を放棄して。
一体何人が彼の中の革命に気づいたのか。




「す」→スローバラード/RCサクセション

震災の前日に亡くなった事務所の社長の坂田さんは以前忌野清志郎さんのスタッフをやっておられました。告別式で流れた「スローバラード」はいつも以上に優しさを増して聴こえてきました。



「せ」→世界中の誰よりきっと/中山美穂&WANDS

高校の文化祭が終わり、クラスメイトみんなでカラオケで打ち上げ。
この時はじめて女子のカラオケを聴いた。




「そ」→卒業/尾崎豊

全身の毛という毛をそり落とし、肛門をアロンアルファで閉じられ、タバスコをジョッキで一気飲みし、全裸でのたうちまわってる男がいる。

「さあ、張り切って歌って頂きましょう!江口豊で、卒業!」


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